施工管理職に求められるスキルを解説!キャリアアップを目指すあなたへ!

       
公開日:2024/08/15   最終更新日:2024/10/25

キャリアアップ

施工管理とは、工事に関わるすべての施工を管理する職業です。施工計画や工事の管理、書類作成など、さまざまな業務に携わります。この記事では、施工管理職の魅力や、施工管理職の種類について詳しく紹介します。求められる能力やスキルについても解説しますので、キャリアアップを目指している方は参考にしてみてください。

施工管理職の魅力

施工管理職の仕事内容は幅広く、工事現場に必要不可欠な存在です。工事全体の管理業務を中心に行い、施工管理や施工計画、書類の作成や管理など、さまざまな業務に携わります。

では、実際に施工管理職の仕事にはどのような魅力があるのでしょうか。

現場監督として仕事を進められる

施工管理職は、現場監督として施工に直接携わることが可能です。役職にもよりますが、自分の裁量で施工を進められるのは魅力的でしょう。

ただし、うまく管理ができなければ施工の遅れにもつながってしまう重要な仕事です。手腕を試されたい人に向いているでしょう。

自分の仕事を形に残せる

自分の仕事を目に見える形で残せるため、やりがいを感じられます。自分が携わった建築物を何十年もの間、人々が利用し続けます。

場合によってはメディアに取り上げられたり、ドラマや映画の撮影に使われたりなど、功績を残せるかもしれません。

仕事の需要が安定している

建築業界は、仕事の需要が安定している点も魅力です。近年では就業者の高齢化が問題視されており、建築業界で働く若手も減っています。

建築業界の需要は安定しているが、高齢化で働き手が減少していることから、施工管理の仕事の需要もさらに高まると考えられます。

施工管理職には様々な種類がある

施工管理職の業務は大きく4つに分類されます。それぞれの業務について詳しく紹介します。

工程管理

工事全体のスケジュールを把握し、どのように工事が進められているのか管理します。状況次第で日程を調整したり、必要に応じて人員を補填したりします。

引き渡し日を守るために、現場を管理する重要な仕事といえるでしょう。

原価管理

工事に求められている品質を確保しながら、自社への利益を確保する必要があります。バランスを考えながら、材料の仕入れや人員の配置をする、経験や知識が求められる仕事です。

品質管理

工事で使う材料が、基準を満たしているのか確認します。さらに、材料の規格や施工方法の適性を判断し、関連会社に施工品質などを指示する仕事です。

品質を証明するために、工事の施工状況を記録に残す必要もあります。

安全管理

工事が完了するまでの期間、作業員や工事関係者にケガや事故が起きないように、環境を整える仕事です。施工現場では危険物を取り扱う場合もあるので、点検や保管方法を確認し、常に安全な状態を維持する必要があります。

また、高所での作業において、手すりの設置などを行うのも安全管理の仕事です。

求められる能力・スキルとは

施工管理職には、求められる能力やスキルがあります。主な能力やスキルについて見ていきましょう。

リーダーシップ

施工管理職は工事全体を管理し、年代や立場の違う人をまとめなくてはいけません。現場をまとめる力や、責任感のある言動、周囲から信頼を得る必要があります。

自分より年上の人やこだわりの強い職人に指示したり、意見をまとめたりすることは簡単なことではありません。強いリーダーシップをもつことで、工事完了までスムーズに進められるでしょう。

スケジュール管理能力

工事は期限内に完了させなくてはいけません。いつまでに終わらせるべきなのか、そのためにはどのように人材を配置するべきなのか、工期から逆算してスケジュールを決める必要があります。

天候の悪化や作業員不足など、スケジュール通りに工事を進められない場合もあります。それらを見越してスケジュールを決めることで、期限までに工事を完了させられるでしょう。

判断力と問題解決能力

工事現場では、判断力と問題解決能力が求められます。工事現場は状況が変化していくにつれて、さまざまな問題が生じる可能性があります。

材料の不足や人員不足による業務の遅延が起きた際、問題を解決するためになにが必要なのかなど、多くの判断を迫られるでしょう。判断力と問題解決能力があればベストな案を出せるため、大きなトラブルを防止できるでしょう。

マルチタスク処理能力

施工管理職の仕事は、幅広い業務を同時に行う必要があります。そのため、同時に複数の仕事を進められる、マルチタスク処理能力が求められます。

また、複数の仕事に対し、優先順位をつけて重要な仕事から片づけていく能力も求められるでしょう。マルチタスク処理能力があれば、施工管理職の仕事を効率よく進められます。

まとめ

施工管理職の魅力や求められるスキルについて紹介しました。施工管理職は、工事全体を管理する司令塔のような役割を果たします。さまざまな業務に携わり責任感を求められる仕事です。とくにリーダーシップやスケジュール管理能力、マルチタスク処理能力などの能力をもつ人に向いている仕事といえるでしょう。本記事をきっかけに、施工管理に興味をもっていただけたら幸いです。

               

おすすめ関連記事

検索

【NEW】新着情報

BIMとCADはどちらも建築・設計業界で使用されるツールですが、それぞれで機能や操作手順に違いがあります。今回はBIMとCADの違いに加え、BIMのメリット・デメリットや主要ソフトについて詳

続きを読む

建設業界で働く方の中にはBIMに興味を持っている方も多いでしょう。BIMとは「Building Information Modeling」の頭文字を取ったものであり、導入することで設計業務や

続きを読む

BIMは「Building Information Modeling」の頭文字を取ったもので、日本では「ビム」と呼ばれています。設計職やCADオペレーターの転職先の一つとして、BIMオペレー

続きを読む