ホワイトな職場で働きたい!建築業界で良質な求人と出会うコツは?
今回の記事では、建築業界でのホワイト企業の探し方について解説しています。競争率は上がりますが、長く働きたいのであれば、ぜひホワイト企業に絞って会社を探してみてください。また、会社を決める際には、十分比較検討していただければと思います。人材派遣会社を利用する場合も、判断を急がないよう、注意してください。
ホワイトな職場とは?ホワイト企業の定義について
まずは、ホワイト企業の意味合いについて紹介します。具体的に明文化されている訳ではなく、人々が生活のなかで使っている言葉になります。
簡単に説明すると、ホワイト企業とは、従業員にとって働きやすい会社を指します。また逆の意味で、働きにくい会社は、ブラック企業と表現します。
働きやすい職場の条件は、人によってさまざまなのですが、一般的に人気の高い要素を紹介します。
残業時間が少ない
まずは、残業時間の少なさです。残業時間が長いと、それだけ会社に拘束されるわけですから、自分の時間が減っていってしまいます。
また日本の残業時間は、他の先進国と比較して、非常に長くなっています。一般的に、月の残業時間が20時間を下回っていると、少ないといわれています。10時間以下だと、かなり少なく体力面でも充実しているでしょう。
残業時間が多いと、睡眠不足に繋がり、仕事の能率も下がります。若いうちはまだいいですが、年をとってからだと残業時間の少なさは、重要な要素です。
離職率が低い
これほどわかりやすい指標は他にありません。新卒入社3年後離職率という指標があり、この数値が30パーセントを越えてくると、少し離職率が高い会社といえます。
逆に考えれば、常に求人を出している、万年人手不足の会社はブラック企業の可能性が極めて高いといえます。
社員の安全性が確保されているか
建設業界のなかで重要なホワイト企業の要素として、社員の安全面に気を配れているかが重要になります。
事故率を下げる工夫がされている会社は、社員を大切にしていることが伺えますし、社員側も心置きなく長く働くことができます。
以上が、ホワイト企業の構成要素として、ポピュラーなものになります。上記の要素以外だと、福利厚生の充実や、会社自体の知名度などがホワイト企業と呼ばれる際に重視されるポイントです。
設計職はホワイトな環境で働ける?
設計職を始めとした、建築業界であってもホワイト企業で働くことは十分可能です。建築業界はほかの業種と比べて、残業時間が長くブラック化しやすいのは事実ですが、選び方さえ注意してもらえれば、ホワイト企業の求人を探すことはできると覚えておきましょう。
設計職は、建築業界のなかでも比較的働きやすい部類に入る職種といえます。業務内容によっては建築士の資格が必要ですが、資格を所持していなくても、設計職として働くことは可能です。
設計職を務めるうえで避けることができない、納期の不安や、客先での不具合が起きてしまう場合等はもちろんあります。しかし、業務に慣れていくなかで、休日を利用した適切なリフレッシュができるようになれば、働きやすい環境を得ることのできる業種です。
また、職場の働きやすさだけではなく、自身が設計職としてどのようなものを作っていきたいのか、自分自身の掘り下げも怠らないようにしましょう。
いくら職場環境がよくても、やりたくない仕事であれば、働きやすいと感じることは困難です。設計職といっても、構造を設計するのか、設備を設計するのか等によって業務内容は異なります。
自身の希望は、入社前にある程度定めておくことをおすすめします。
建築業界で良質な求人と出会うコツ
では、建築業界で良質な求人を見つけるには、どのような方法が効果的なのでしょうか。
業界に特化した人材派遣会社を利用する
建築業界でいい求人に出会うコツを紹介すると、やはり業界に特化した人材派遣会社を利用する方法があります。
1人でコツコツ探す方法でもいい求人は見つけられますが、時間効率や出会える求人の独自性を考えると、人材派遣会社の利用をおすすめします。
求人サイトでは出会えない、非公開求人なども保持しているので、ホワイト企業のなかでも、質の高い会社が用意されています。
派遣会社のコンサルタントに要望を伝える
派遣会社のコンサルタントに、自身の希望の条件を伝えて、設計職、設計補助、cadオペレーター等から、キャリアアップを図ることも可能です。
地方企業への就職も視野に入れる
建築業界の仕事は、東京近郊の方が充実していると思われがちですが、地方企業でも、優良な求人は存在します。
地方企業の案件は、規模が少ない場合が多いのですが、その分しっかりと業務管理が行われています。残業時間の少なさを重視する人は、地方企業も検討してみてください。
まとめ
今回の記事では、建築業界でのホワイト企業勤務を目指している人へ向けて、重視してもらいたいポイントなどについて紹介しました。建築業界は、どうしても勤務時間が長い印象があります。もちろん、そういった側面はあるのですが求人の選び方によっては、ホワイト企業と呼べる会社も応募可能なのです。十分比較検討したうえで、入社を決めていただければと思います。